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私の好きなグルーチョのお言葉 [groucho]

I find television very educating.
Every time somebody turns on the set, I go into the other room and read a book.

テレビは全く教育的であると思う。
誰かがテレビを付けると、私はいつも別の部屋に行って本を読む。

 

I never forget a face, but in your case I'll be glad to make an exception.

私は人の顔を忘れた事はないのだが、今日君に会って例外があると分かって嬉しくなったよ。

 

Those are my principles, and if you don't like them... well, I have others.

これが私の主義だ。もし君が気に入らないというのなら・・・そうだね、主義を曲げる事としよう。

 

Time flies like an arrow. Fruit flies like a banana.

時間は矢のごとく飛び去り、果物はバナナのごとく飛び去る。

 

Why should I care about posterity? What's posterity ever done for me?

どうして私が来世の事まで気にしなきゃいけないんだ?来世が私に何をしてくれたっていうんだ?

 

I remember the first time I had sex - I kept the receipt.

私は初めてセックスしたときの事をよく覚えている。-領収書を未だに持っているからだ。

 

Room service? Send up a larger room.

ルーム・サーヴィスか。じゃあもっと大きい部屋を。

 

There's one way to find out if a man is honest - ask him. If he says, "Yes," you know he is a crook.

相手が正直者かどうか分かる方法がある。-そいつに直接聞いてみればいいんだ。「はいそうです」と答えたら、そいつが悪党だって分かる。

 

I sent the club a wire stating,
PLEASE ACCEPT MY RESIGNATION.
I DON'T WANT TO BELONG TO ANY CLUB
THAT WILL ACCEPT ME AS A MEMBER.

私はそのクラブに公式の声明を送った。
「どうか私の入会を取り消してください。
 私は私をメンバーに入れるようなクラブには入会したくないのです」


頭の良い人だよ、ほんとに。


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グルーチョ、ハーポが無口なわけを語る [groucho]

ハーポがどうして劇中で一言もしゃべらないのかというわけをご存知である通なマルクスファンもいらっしゃると思います。ボードビル芸人時代にはハーポはしゃべりながら舞台を動き回った事もありました。が、芸は見事であると褒められるものの「ハーポはしゃべりに難あり。しゃべりが彼の芸をじゃましている」と評価される向きが大きかったがためにハーポは口をつぐんでしまったのでありました。

しかしグルーチョがいうには、ハーポが無口なわけは他にもあるのだそうです。知りたいとは思いませんか?

日本のマルクスファンの方が訳してくださったグルーチョ著「ハーポが無口なわけ」のページのリンクを貼りますのでぜひチェックしてみてくださいね!

グルーチョ・マルクス著『ハーポが無口なわけ』

まぁ、グルーチョの言う事ですから(笑)

↓ハーポの自伝のタイトルはすごくいい。いいね!

Harpo Speaks!

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  • 作者: Harpo Marx, Rowland Barber
  • 出版社/メーカー: Limelight Editions
  • 発売日: 1985/06
  • メディア: ペーパーバック


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グルーチョ、テレビショーで"Lydia the Tattooed Lady"を歌う。 [groucho]

グルーチョが「マルクス兄弟珍サーカス」で歌った"Lydia the Tattooed Lady"を、1969年9月2日に出演した"The Dick Cavett Show"でまたもや歌ってくれました!

「珍サーカス」のときは激しく体を揺らしながら"Lydia~"を歌ったグルーチョですが、さすがにこのショーに出演したときはもうおじいちゃんなのであまり無理はしていません。けれど美声は変わらず。感動してしまいました。歌いながらちらっと目線を他にやったときはグルーチョの健在を思わせられました。

この歌は数あるマルクスソングの中でもかなり好きな歌です。

↓このクリップと歌を比べてみる?

↓「マルクス兄弟珍サーカス」DVD!

マルクス兄弟珍サーカス 特別版

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/07/14
  • メディア: DVD


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黒猫が目の前を横切るということ [groucho]

グルーチョにとって、彼の目の前を横切る黒猫はどういう存在を思わせるのでしょうか。

“A black cat crossing your path signifies that the animal is going somewhere.”

黒猫が目の前を横切ったら、それはその猫がどこかへ行く予兆である。

ソース元:
http://blog.mag2.com/m/log/0000139011/105172532.html

この言葉、あまりにも有名なグルーチョの言葉「私を入れるようなクラブには入りたくない」と並ぶグルーチョの名言だと思うのですがどうでしょう。

↓とりあえず、グルーチョが入ってるクラブには入会したいと思う方はこのDVDをどうぞ。

マルクス一番乗り 特別版

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/07/14
  • メディア: DVD

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グルーチョ、ジュディ・ガーランドに激励の電報を送る [groucho]

「激励の電報を送る」っていっても何十年前も話なんですが・・・

そんじょそこらのちょいワルオヤジよりもはるかにダンディさとある種のインチキ臭さ漂うグルーチョ・マルクスさんは、「オズの魔法使」で有名なジュディ・ガーランドに激励の電報を送った事があるのだそうです。

というのは、1954年ジュディが「スタァ誕生」(ジョージ・キューカー監督)の主演によりその年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされていたのですが、結局ジュディではなく「喝采」のグレイス・ケリーが受賞。もう充分すぎるほどのベテランキャリアと「スタァ誕生」での熱演で、大方の予想はジュディが獲るだろうと見ていたそうなのですが・・・・

そもそもジュディはしばらく女優として低迷が続いており、「スタァ誕生」に出演するまでは酒と睡眠薬の過剰服用・それに私生活でヴィンセント・ミネリと離婚を経験した事により精神的に追い詰められて自殺未遂まで起こしてしまったとの事。アカデミーの下馬評でジュディが最有力だと思われていたのは、これらの点から何とかしてジュディに女優として完全復活してほしいという願いが込められていたからなのではないかといわれています。

しかし、ジュディは受賞できませんでした・・・

失意のジュディには多くのハリウッドスター仲間たちから同情の電報や手紙、メッセージが寄せられました。

その中にはグルーチョからの電報も含まれていたといわれています。

グルーチョの電報の内容はこのようなものでした。

「親愛なるジュディ、あなたの手からオスカーを盗むなんてブリンクス強盗事件依頼最大の強盗事件だ」

この激励の電報は、ジュディへの敬意と深い情愛がにじみ出ていてグルーチョという人物の心が映し出されているように個人的に思えました。アナーキーなマルクス兄弟映画でぶっとい葉巻をくわえながらどうやって人をカモに吊るし上げていくかマシンガントークをぶっぱなしつつも常に策を張り巡らしていくグルーチョとは違う、“素顔のグルーチョ”が垣間見られたような気がします。

グルーチョの他にはサミー・デイビス・Jr.もジュディがオスカーを獲れなかった事に大いなる疑問と失望を彼の自伝の中でありありと表明されていました。

非常に悲しい事に、ジュディはこのときの悲劇に大きなショックを受けたまま1969年6月29日に47歳というあまりにも若い年齢で亡くなってしまいました。葬儀はハリウッドではなく、ニューヨークで執り行われた事についてジュディの娘ライザ・ミネリは「母はハリウッドを憎んでいた」のが理由だと語っています。

↓ジュディ・ガーランドはこの作品で54年度アカデミー主演女優賞ノミネート。

スタア誕生

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2002/10/04
  • メディア: DVD

↓ジュディ・ガーランド17歳(!)のときの主演作。この映画で一躍大人気スターに。

オズの魔法使 コレクターズ・エディション

オズの魔法使 コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: DVD

 

余談ですが、グルーチョは73年にアカデミー名誉賞を授与されています。

名誉賞とは、俗に「アカデミーを受賞してもいいほどの業績を残しているのに受賞できなかった映画人」に与えられると言われています。チャップリンやオーソン・ウェルズやヘンリー・フォンダ(ヘンリー・フォンダは後に念願の“主演男優賞”を獲得しましたが)もこの賞を受け取りました。首を傾げてしまう事実ですが、マルクス兄弟の映画はひとつもアカデミーにノミネートすらされた事なかったんですよ。アカデミー賞も見る目ないね。はは、言っちゃった。
チコとハーポもあげて欲しかったものですが、残念ながらもう彼らは既に死去してしまったから受賞はグルーチョのみだったのでしょうか。


このエピソードは中公新書から出ている川本三郎著「アカデミー賞 オスカーをめぐる26のエピソード」で取り上げられたものです。この本は私が高校のとき、高校の図書館で借りてきた本なのですがアカデミー賞の内幕がつぶさに描かれていて非常に面白かったです。これ読むと、「あぁアカデミーって映画業界の権力と強欲がうずめいてるのね」とつくづく思わされます。あと、ハリウッド俳優たちのオスカーへの執着も伝わってくる。(逆に、マーロン・ブランドやジョージ・C・スコットは「オスカーなんていらないわい」という意識を表明していたんですが)

また読んでみたいなーと思った矢先に近所の図書館で発見したので喜んでまた借りてきました。面白いのでいつか本屋にあったら買っちゃおうかな。

↓おぉー文庫で出てるのか。

アカデミー賞―オスカーをめぐるエピソード

アカデミー賞―オスカーをめぐるエピソード

  • 作者: 川本 三郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 文庫


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