ハーポもちょっと出演している!「ステージドア・キャンティーン」DVD [harpo]
キャサリン・ヘプバーン主演映画で、ハーポもちょろっと出演している「ステージドア・キャンティーン」ってDVD化されていたんですね。全然知らなかったです。
アマゾンでは何故か「和書」コーナーに置かれていますが、ちゃんとしたDVDです。(多分)
コメントをくださったtwinpineさん曰く、スター総勢出演の戦意高揚映画(戦時中に製作されたからなぁ)でハーポはいつものように、女性を追い掛け回しておりましたとの事。安心しました。
参考:紀伊国屋の「ステージドア・キャンティーン」DVD商品リンク
この映画は1943年公開映画のようですね。「マルクス兄弟デパート騒動」(1941)と「マルクス捕物帖」(1946)の間にハーポが出演した作品という事になります。ちなみに兄弟最後の主演映画「ラヴ・ハッピー」は1949年映画です。
↓ハーポの自伝です。
ハーポのご子息ウィリアム・マルクスさんの手記! [harpo]
ハーポのご子息であるウィリアム・マルクス(ビル・マルクス)さんの手記が先日発売されました。
Son of Harpo Speaks: A Family Portrait
- 作者: Bill Marx
- 出版社/メーカー: Bearmanor Media
- 発売日: 2007/02
- メディア: ペーパーバック
ハーポは奥さんと結婚された後、4人の養子を取られたのだそうです。ハーポは本当に子ども好きだったんですね。
ビルさんはマルクス兄弟の初期DVD-BOXの特典映像として収録されていた"Today"ショーの映像に出演されていましたね。そのときはハーポの自伝のリイシューの宣伝で出演されてたそうでしたが。
↓ハーポの自伝!ハーポの自伝はすらすら読めるようになりたいものだ・・・ちなみに表紙のあのハーポイラストは奥さん作だそうですよ。
ハーポ、グルーチョのクイズ番組に出演! [harpo]
グルーチョが映画での活躍を一旦終わらせてから、キャリアの新境地を開いた伝説のテレビ番組"You Bet Your Life"にハーポが一回出演した事があるんですが、そのエピソードを収録してるDVDがあるのです!
でもアマゾンジャパンでは取り扱われていません。ジャパン!置いてくれよ!!
Amazon.com(アメリカアマゾン)なら置いてます(商品リンク)
チコとハーポが出演したCMも収録しているとか。
ちなみにハーポは自伝"Harpo Speaks!"の宣伝のために出演したそうな。
ハーポがゲスト出演した「アイ・ラブ・ルーシー」エピソード Part.3 [harpo]
※この記事はハーポがゲスト出演した「アイ・ラブ・ルーシー」エピソード Part.2のつづきです。
ここはルーシーの部屋。
キャロルは一日にしてゲイリー・クーパー、クラーク・ゲイブルなどの映画スターに会えた事が未だに信じられないでいた。エセルと紅茶を飲みながら、素晴らしいひとときの余韻に浸っていた。そして興奮冷めやらぬ間にまたもや来訪者がドアの前に立っていた。ドアを開けると今度はなんと、売れっ子コメディアンのジミー・デュランテが立っていたのである!こうしてキャロルはジミーとの出会いまで果たした。勿論、ジミーもゲイリーもクラークも皆ルーシーの変装だという事実は知らぬまま・・・
ジミーが部屋を去ったとき、キャロルは夢のような時間を味わえた事への喜びをエセルに向かって夢中に話し始めた。
「あぁエセル・・・エセル、こんなに楽しくて素晴らしい体験って今までにしたことないわ!!」
エセルは余裕のある態度でもって彼女に答えた。
「まぁ確かに、ムービースターと会えるのは楽しい事よね」
全ての事情を知るエセルは、キャロルとは違って浮き足立ったりなどはしないのだ。
しかし、次の瞬間エセルは先ほどとは打って変わって動揺をせずにはいられなくなってしまうのである。
ブー!!
来訪者を告げるブザーが鳴った。誰かが部屋のボタンを鳴らしたのである。
キャロルは明るい顔で言った。
「まぁ!きっともう1人のムービースターね!!」
エセルは明らかに困惑した表情で、口から本音をすべらせてしまった。
「えっ・・え?こんなに早く来るなんて予想外だわ」
ルーシーがムービースターの変装をするには支度が必要なのである程度の時間がかかるはずだ。なのに、先ほどのジミー・デュランテの退場から1分も経たない内にやってきている!
エセルはキャロルと共に座っていたソファから立ち上がり、おぼつかないその足でドアを開けに行った。
エセルがドアを開くとそこには-
本物のハーポ・マルクスがいたのである!エセルがドアを開いた瞬間にハーポは茶目っ気たっぷりに、膝を曲げて自身の身長よりもっと下にかがめて見せてそして笑顔はまるでびっくり箱から飛び出してきた人形のような愉快さを思わせるようなとびきりハッピーな表情を持ち合わせていた。
エセルはびっくりして叫んだ。
「もうそんなに早く支度できたの!?」
エセルはまさか目の前にいるハーポが“本物”のハーポだと夢にも思わなかったので、彼をすっかりルーシーだと思い込んでいた。
エセルは気を取り直してハーポを部屋に招きいれた。
「あぁえっと・・・ハーポ、こちらは私のお友達のキャロライン・アップルビーさんよ。ぜひあなたに会わせたかったの」
キャロルは天にも昇るような心地でハーポに言った。
「あぁ、ハーポ・マルクスさん・・・はじめまして・・!」
キャロルの元に歩み寄るハーポ。そしてキャロルとついに握手できる距離まで近づくと-ハーポお得意の“ひざ握手”でキャロルに自分の膝を持ってもらった。
キャロル「あぁ、もう!!」
キャロルはそう言うと、ハーポの膝を手から放した。だけどキャロルの表情は緩みっぱなし。スクリーンの中でハーポがしょっちゅうやっている事が、まさか自分の目の前でしてくれるなどとはキャロルはついさっきまでは想像もできなかったからだ。
キャロルは照れたそぶりでハーポをちらちらと見つめたり照れ隠しに大げさに体を揺さぶってみせたりしたが、ハーポもまたそれを光栄に思ったのかさっきから笑顔でキャロルの真似をしているのであった。
すっかりご機嫌になったハーポはくるりと後ろを向いて後ろにいたエセルに抱きついた。しかしエセルは一応笑いながらも冷静にハーポにこう言ってのけた。
「あははは。そこまでしなくってもいいわよ」
緊張がほぐれたキャロルはハーポにある質問をぶつけてみた。
「ねぇハーポ。あなたは映画の中でよく女の子を追いかけているけど、本当のあなたはそんな事しないわよねぇ?」
それを聞いたハーポは目を大きく見開いてニヤニヤしながら腰元につけている昔タクシーの警笛に使われていた、ステッキのてっぺんにゴム球がついているハンディクラクションに手をかけた。そして次の瞬間、バフ・バフ!とクラクションを鳴らしながら、そして甲高い指笛を鳴らしながらキャロルをソファの周りで追いかけ始めた。キャロルは嬉しそうである。
追いかけるのをやめたハーポはソファに横になると、キャロルにここに座りなよ、と言っているかのように自分の場所の隣にポンポンと叩いてキャロルを誘った。また、キャロルに向かってズボンに隠れていた自分のすねをあらわにして見せつけた。キャロルは映画そのままのハーポの行動に、すっかり喜びながらも一応両手で顔を覆って恥ずかしさをアピールした。
キャロルはハーポに尋ねた。
「ハープは持ってきてないの?」
エセルはハーポが答えるより早く即座にキャロルに叫んだ。
「いえ、持ってきてないわ!」
ソファから立ち上がったハーポはエセルに指笛で力強くそれを否定した。エセルは目を丸くして尋ねた。
「持ってきてるの?」
ハーポは頷いた。そしてキャロルとエセルに向かって強く何かを訴えているように長い長い指笛を吹いてみせた。それはまるで「今ここにハープを持ってくるから待っていてくれ!」と訴えているようだった。そして指笛が終わったかと思えば、ハーポはもうその部屋からいなくなっていた。
嵐が過ぎ去ったかのような静かな部屋で、エセルは状況の把握をするのに困難を示すかのような表情をしていた。
キャロルは頭に手をやりながら言った。
「あぁハーポのおかげで叫んだし笑ったしそれに思わず泣いちゃったわ。彼が帰って来る前にマスカラ付け直さなくっちゃ。ちょっと失礼」
キャロルは化粧ポーチを持って洗顔室へと行った。
片やエセルはまだ事態がうまく呑み込めていない。
ブー!!
ブザーが鳴った。
エセルはドアを開いた。するとそこには-ハーポの格好をしたルーシーが待ち臨んでいた!!
ハーポそっくりにハンディクラクションを押し続けて、キャロルを喜ばせようとルーシーは部屋一面を歩き続けた。
エセルはルーシーに尋ねた。
「ハープはどうしたの?」
今度はルーシーがエセルに尋ねた。
「キャロルはどこに行ったの?」
エセルはキャロルが洗顔室にいる事を伝えた。そして、まじまじとルーシーの顔を見つめて彼女の名を思わずつぶやいた。「ルーシー?」
ルーシーは不審そうな顔でエセルを見つめた。「何よ?」
エセル「ついさっきまでここに、ハーポの格好で来なかった?」
ルーシー「いいえ」
エセル「来なかったの?」
ルーシー「来てないわよ」
エセルはやっと、あのハーポが“本物”のハーポだという事に気づいた!!
「じゃあ、あのハーポは本物のハーポだったんだわ!!」
ルーシーは何が何だかさっぱり分からない。
「エセルどうしたの?」
エセルは興奮した物言いでルーシーに夢中で話した。
エセル「本物のハーポ・マルクスがこの部屋に来てたのよ!」
ルーシー「どうしてハーポがここに来たのよ?」
エセル「分からないわ、だけど本当にここにハーポが来たのよ!」
ブー!!
来訪者の再来を告げる音が鳴った。
多分次で完結です。長かった・・・
考えてみれば、ルーシーが一番最後にハーポと会った事になるんですね。そうそう、ルーシーとエセルはリッキーの計らいでハーポが部屋にやってきてくれてる事は知らないんですよ。だからエセルはまさかあのハーポが本物のハーポだと思わなくてルーシーだと思い込んでたって事なんですね。よぉーく見たら分かると思うんだが・・・(苦笑)
キャロルとひざ握手をした後、ハーポがキャロルそっくりに笑顔で恥ずかしがってるフリをするのは最高にキュートでした(笑)
分からない方のために補足をすると、何故キャロルがハーポにハープは持ってきていないの?ときいたかというと、ハーポはハープの名手として有名なお方だからです。映画の中でもハープをよく弾くんですよ。
↓ハーポゲスト出演エピソード収録。
I Love Lucy : Best of I Love Lucy Vol. 1
- 出版社/メーカー: Paramount Studio
- 発売日: 2001/10/02
- メディア: ビデオ
I Love Lucy: Complete Fourth Season (5pc) (Full)
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 2005/05/03
- メディア: DVD
ハーポはミッキーとポロゲームをしたそうな。 [harpo]
ハーポはディズニーの有名なネズミことミッキー・マウスと共演した事があるそうな。
"Micky's Polo Team"(邦題「ミッキーのポロゲーム」)というタイトルだそうですよ。その中でミッキーはドナルドたちと共にハリウッドの有名なムービースターとポロゲームで競うそうなんですが、その中のメンバーにハーポがいたとの事!
つーか私このエピソード観た事あるぞ!?
しかし私はこの頃はハーポLOVEではなかったので、出てたメンバーはチャップリンぐらいしか記憶になかったのでした・・・
今でも家にあるかなぁそのビデオ・・・
ハーポが僕らのクラブのリーダーは~♪ことミッキーとポロゲームで遊んでいたとは何とも愉快な話ですこと。
↓このDVDに収録されているそうな。
ミッキーマウス / カラー・エピソード Vol.1 限定保存版
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2004/06/18
- メディア: DVD
ハーポがゲスト出演した「アイ・ラブ・ルーシー」エピソード Part.1 [harpo]
そもそも私がハーポ・マルクスの動く姿を初めて観たのが現在NHK-BS2でも放送中の「アイ・ラブ・ルーシー」にハーポがゲスト出演したときで、そのときでもうハーポは67歳でありました。けれど人というものはよく分からないもので、何に魅力を感じるのか何に夢中になるのかは人それぞれであるというのは普遍の論理なのでございますが、とにかく私は「アイ・ラブ・ルーシー」ゲスト出演エピソードを観てハーポに恋してしまったのでした。
「カミングアウトですか?」
・・・・・
このエピソードは(※無視している)アメリカで1955年5月9日放送されたもので、という事は今から約50年以上も前に製作されたエピソード。アメリカで初めてテレビで放送されたシュチュエーションコメディドラマは「アイ・ラブ・ルーシー」だったのですが、当時社会現象を巻き起こしたほどの大人気シットコムに、映画俳優としてはとっくに引退していてときどきテレビのバラエティー番組に出演していたハーポがゲスト出演したというニュースは当時大変な話題となったのではないかと思います。
ちなみにこのハーポゲスト出演エピソードは現代のアイ・ラブ・ルーシーファンが選ぶ人気ルーシーエピソードランキングのトップ10にも入っております。
今回は、ハーポが"Harpo Marx"役として出演した「アイ・ラブ・ルーシー」エピソード内容をご紹介したいと思います。ハーポはどんな風に動き回っていたのか?知りたい方必見です。
なお、このエピソードタイトルは"Harpo Marx"です。そのまんまですね。